ろっぴーのブログ

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真彩希帆「My Everlasting Dream」CD &発売記念番組感想

ファン待望だった真彩ちゃんのソロCD。
先日オンデマンドにて発売記念番組の配信が始まったので、収録曲と併せて感想を書いていこうと思います。

まず番組ですが、10分という短い時間とはいえ全編真彩ちゃんの言葉や歌声にフォーカスしてくれているコンテンツということが本当に嬉しくて。
だいもんに関してもいえることですが、レコーディングの様子を観るのがとても好きなので 2曲のレコーディングをフルで入れてくれていたのも最高でした。改めて思い返してみると、歌っている真彩ちゃんをこんなふうに色々なアングルからじっくり見させてもらえる機会は今までなかったのでは。
トップ就任当初と比べると、その分美に磨きがかかっているとはいえ本当に華奢になられて…この奇跡の声帯がずっと守られますように!と謎の角度からの感想を抱いてしまいました(怖)

ジャケ写撮影の様子も少し観られましたが、ふわふわの髪に白いワンピース(退団会見と同じものですよね)という姿が天使そのもので。ほんっとうにかわいい!
素敵な笑顔をたくさん切りとってブックレットにも入れてくれたスタッフの皆様、ありがとうございました。

そして予告映像の時点でファンを興奮させていた、譜面台の上のだいもん(笑)。
打ち合わせ?練習?の際の一コマのようですが、GIFTのときにサプライズした真彩ちゃんとは違い、おそらくご時世的にだいもんご本人がスタジオに顔を出すということもできなかったのでしょうね。それでもこうやって近くに存在を感じながら歌っている真彩ちゃんがかわいいやら健気やらで、ただただ萌えるしかない😌
あのファイルが実際に使う用だとすれば、保存用or鑑賞用で 最低でもあと1枚は同じものを持っていらっしゃるに違いありません。
それにしても、番組中のほんの一瞬だったのにあれを予告に使うスタッフさん…こちら側にいらっしゃる?

選曲については、ご自身の希望も当然入っているでしょうが ファンの声もとり入れて考えてくれたのが嬉しいですね。La Voileと合わせると、多くのファンが聴いてみたいと思っていた有名なナンバーはほとんど網羅されているのではないでしょうか。

番組の最後は、真彩ちゃんにとって歌とは?というお話。「歌っていう概念じゃないんだと思います。おしゃべりしてるのと同じで…」とおっしゃっていましたが、そう言える時点で選ばれし存在ですよね。
上手下手とか音程とか、そういったことに囚われずにただ歌うことを楽しめる才能と音楽への愛をもっているからこその答えだと思います。これを聞いて私は改めて、真彩ちゃんはやっぱり音楽の天使だなあと感じました。

続いて、楽曲について。

1.清く正しく美しく
La Voileでもプロローグで歌っていましたが、1曲目にこれを持ってきた選曲から真彩ちゃんの宝塚への愛や思い入れの強さ、タカラジェンヌとしての誇りが伝わってきます。
まさに歌詞通り、清流のような澄みきった美しい歌声。普段聞き馴染みのない言い回しが多く使われた文語体の歌詞なのにしっかり伝わってくるのは、アーティキュレーションや抑揚のつけ方が適切に工夫されているからだと思います。
ラスト、鬼のような高音が続くパートも(不自然にならない程度に)子音をしっかり入れているからちゃんと聞きとれますよね。
初っ端から真彩ちゃんのただならぬ才能が爆発しています。

2.うたかたの恋
心の中の思い出をそっと辿るように柔らかく、そしてどこか切なさも感じさせる歌声。
情景が浮かぶようで 収録されている中でも特に好きな曲なので、番組でミュージッククリップを観ることができて嬉しかったです。

3.私だけに
以前の私は真彩ちゃんのシシィが観たい聴きたい!とはそこまで思っていなくて、まあ私が踊る時をだいきほが歌ってくれたらそれで…ぐらいだったのですが、のぞコンCパターンを経た上にこれを聴いてしまったら手のひら返しせずにはいられません。この曲を真彩ちゃんの歌声で聴けて本当に良かった。
無力感や寂寥感の滲む前半の歌声から、自信や強さが宿っていく後半へ。最後までずっと何か(自由を得られない現実でしょうか。それとも自分自身?)に抗うような響きなのが真彩ちゃんらしいなと思います。
素晴らしかった!

4.セ・マニフィーク
前の曲との振り幅〜!!
高音だろうとこの曲のような中低音域だろうと、安定感も響きの豊かさも全く変わらないですよね。知ってはいても毎回感嘆させられます。
「はっ」一つとっても囁くようだったり力強かったり、真彩様があまりにも手練れすぎる。娘役さんたちのコーラスも色気があるかっこよさで大好きです。

5.My Guardian Angel(私の守護天使
真彩ちゃんから囁き声で打ち明け話をされるお友達の気分になれるうえ、少女漫画の実写かと思うほどイケメンな真彩様の少年ボイスまで聴けてしまう神曲
夢見がちな少女のような声がかわいすぎて…
わかりやすいハイライトがなく歌いにくそうな曲だなと正直思ってしまうのですが、盛り上がりの作り方と語りかけるような歌い方が上手くて引き込まれてしまいます。

6.顎で受けなさい
La Voileに続きミーマイから大好きな曲、しかもフルバージョン。
冒頭のセリフ部分から上手いですよねえ、ただカラッと明るいだけじゃない厚みのある感情がのった言い方。
巻き舌最高だし「ガタガタしても 死ぬの待つだけ」は真彩ちゃんファンにとってどんなエナドリよりも元気の源になる。
「“くっ”だらないことだ」のタメを愛しています。

7.心はいつも
鬼のような高音Part2。なのですが、音が上がるほどビブラートに余裕を感じて、ちょっと凄すぎて笑えてきます…
歌詞もメロディーも美しくてとても好きな曲です。
特に「何かを変えること それが愛だと思うよ 意味のない命は きっとどこにもないのだから」が優しくて温かくて、心が浄化されていくよう。

8.アイーダの信念
たぶん実際に真彩ちゃんがお芝居の中でこの曲を歌ったら、叫ぶような凄まじい絶唱になるんだろうなと思います。今回のCDでは適度にバランスをとって、歌う方に重きをおいているのかなという印象。
「誰が“ど”う言おうと」のhiDは中音域〜ファルセットを使う高音域の間の微妙な高さだと思いますが、どの音域も自由自在に操る真彩ちゃんが歌うとパーンと的確に突き抜けるので爽快ですらあります。

9.宝塚我が心の故郷
カバー曲の最後も、由緒正しい宝塚の曲。mitでだいもんが「真彩ちゃんの声だったら歌ってみたい曲」として挙げていたことを思い出してグッときますね。
力強く崇高な歌声が本当に素晴らしいです。

10.My Everlasting Dream−私の永遠に続く夢−
ファーストテイクを使ったというこの曲。何回か録り直せばより完璧な出来になったかもしれませんが、切り貼りせずに1発目の勢いや感情の波をそのまま残した制作サイドの勝利だと感じます。
少し涙声になってる?というぐらい感情が溢れていたLa Voileのときよりも軽やかに、繊細に。
そして「みんながいるから」と歌っていたところが「“あなた”がいるから」に変わっている件。真彩ちゃんご本人は番組で聴いてくれる人 一人一人への思いを込めての変更であると話してくれていましたが、多くのだいきほファンの皆さんが発売直後から言っているのと同じく、私も“あなた”は真彩ちゃんが心から敬愛し、「いつも隣で全開の笑顔で一緒に走り続け」るただ一人の相手役、だいもんのことだと思って聴いています。
そもそも、「荒波に」〜「何度でも立ち上がれるの」のパートはどう聴いてもお二人のお名前を連想させられますよね。
この曲を歌う真彩ちゃんは愛に溢れた本当に素敵な表情をしていて、レコーディングの映像を観ることができて良かったなと思います。

こういった収録で歌う様子には舞台とはまた違う魅力があるので、Many Thanksではだいきほ揃ってメイキングする映像も観られるかな?と期待しています。
ご卒業が近づくにつれて寂しさも増しますが、こうやって先の楽しみも作ってくれていることに感謝ですね。