ろっぴーのブログ

大好きな方々を愛でたい

雪組全ツ「Music Revolution!」感想

遅ればせながら、ショーの感想。 真彩ちゃん登場シーンは彼女だけを追っていたので、全体的に内容が薄いです🙇‍♀️

プロローグ
スポットライトが点いたらだいもん一人だけがいるあの画は、かっこよすぎて反則ですよね。しかも初っ端の「Ah〜」があまりに圧倒的で、だいもんから発せられる音の波動が客席に広がっていくようなイメージが脳内に浮かぶんですけど皆さんもそんなことある?  
この開始数十秒でチケット代の元がとれるのに、ここから麗しき雪組の皆さんが登場してクールに歌い踊ってくれちゃうからこのショーが大好きです。

全ツでは真彩ちゃんの鬘がポスターと同じボブになっていて、かっこいいと可愛いのハイブリッドって感じでときめきました…真彩ちゃん最高だー!相変わらず遠慮なくキザってくれますし。
ご本人もこういう振り付けやってて楽しいんだろうな、と感じるキレの良さで実に男前!

Love Revolution! Ⅱ
あーさとひらめちゃんのデュエット。あーさの歌い方がお芝居とはガラッと変わって、爽やかかつ適度に力が抜けて余裕を漂わせているのが好きです。これは先輩って呼びたくなる朝美絢…
対するひらめちゃんも存分に娘役芸を発揮したキュートさ!ダンスも歌声も全く危なげなく、本当に雪組を去ってしまったのが惜しまれてなりません。

革命と独立
この場面、真彩ちゃんはただ踊るだけでなく表情でストーリーを伝えてくれていました。
東宝で観たときは全身で音楽を感じて楽しんでいるなという印象でしたが、全ツではさらに先に進んで音楽と一体になっているようなレベルで動きが滑らかかつ美しかったです。

Jazz Sensation!
アダルティーな空気も漂わせていた咲ちゃんに対し、あやなちゃんからは溌剌とした若いパワーを感じました。あんなに踊り狂いながら途中でかなり難度の高いソロが入るのでとても大変だと思いますが、健闘していました!
あゆみお姉様とひーこさんという雪組が誇る娘役ダンサーの大活躍が嬉しい場面。かっこいい娘役大好きマンとしては、娘役さんたちのハット姿が見られるのも至福です!

Classic World
まずだいきほ二人だけの場面、二人の間の空気感がすごく自然で それだけトップコンビとして同じ時間を共有して一緒に高め合ってきたんだなとしみじみ。フリーダムなだいもんのトークに絶妙なタイミングで入る真彩ちゃんの合いの手が楽しい。

1階席だったので、中詰めではジェンヌさんが本当に近くまで来てくださいました🙏 私はほぼ最後方だったのですが、りーしゃさんとひらめちゃんを近くで拝見することができて、リアルフェアリー感にうっとり…お二人とも本来の持ち場を越えて後ろまで来てくださり、ありがたい限りです(さすがにこのときは舞台上に集中していられなかったので、だいきほあーさひとこちゃんのジェスチャーゲームは見逃しました)。

Dance Revolution!
この場面、夏に観たときも素敵でしたがさらに安定感があったように思います。
ひとこちゃんの雪組での集大成…爽やかでキラキラ輝いていて、ザ・スターさんだなという素晴らしい才能。花組でのますますの活躍を楽しみにしています。
私が東宝で観劇した日は偶然ひとこちゃんのお誕生日で このシーンでもパレードでも一際大きな拍手が送られていましたがこの全ツの日も同じくらい反応が大きく、客席全体が私と同じ思いなんだろうなとしんみりしてしまいました…

Music is My Life
大好きな場面。人数が減っても変わらないパワーで雪組のコーラスの質の高さを改めて感じました。
だいもんとペアルックな真彩ちゃんがとにかくキラキラしていて、雪組のプリンセス感がすごかったです。本当に幸せそうな顔をしているので、見ているだけでこっちも幸せいっぱいになります☺️
あと、真彩ちゃんの「Music is My Life♪」と歌うソロが始まるところで音楽が転調(たぶんB Dur→Des Dur)するのがすごく好き。

フィナーレ
あみちゃん&みちるちゃん、ひとこちゃんのSuch A Night。歌詞の内容的に年上の女の子を追いかけているようなイメージなので、壬生新公主演コンビでもある二人は雰囲気に合っているなと感じました。後半一人で登場するひとこちゃんはさすがの余裕で素敵!

ロケットの後は娘役さんたちのシーン。ガラッと変わったヘアスタイルといい、かちゃさんが抜けた部分に加わったスキャットといい、とにかく真彩ちゃん最強でした。特にスキャットが天才。
葛藤と焦燥みたいな絶唱から色っぽく抜け感のあるこういう歌い方まで、何でもバッチリはまるのが彼女が音楽の天使たる所以ですね。

続いてティコティコで男役群舞→歌い継ぎ。正直なところ、東宝で観たときはなんでこの選曲なんだろうと思いました。群舞で使うのはまだわかる、冒頭のソロはだいもんの無敵の滑舌と歌声でねじ伏せてた。でも数人で歌うと細かいリズムや歌詞は圧倒的に伝わりづらいし、ソロもだいもんのように明確に歌うのはかなりハードルが高いんだなと感じたからです。 しかし、全ツではこのようなマイナスな点をあまり感じませんでした。大劇場、東宝から公演を続けてきた慣れももちろんあるのでしょうし歌っているメンバーやパートが変わったこともあると思いますが、発声自体が全体的にレベルアップしているなという印象を受けました。
特にソロを歌うあーさとひとこちゃん、だいもんほどの余裕はさすがになくてもちゃんとこの難曲をねじ伏せられていたと思います。皆さんの努力に拍手!

そしてパレード。
ファントムで素晴らしいソロを披露して賞賛を集めていた有栖妃華ちゃんが初のエトワール!個人的に早くエトやらないかなと楽しみにしていたので本当に嬉しかったです。
大劇場・東宝版とは少しメロディーも変わり、最後のハイトーンhihiAがとにかくスパーンと綺麗に響いているのが心地よかった!やはりさすがの歌声で高音域は申し分ないなと。
一方、お芝居でも舞踏会のシーンでソロを歌っていましたが、そちらを聞いて低〜中音域はやや弱いのかなと感じたので(逆に大劇場・東宝でエトを務めていた羽織夕夏ちゃんはこの音域の方が得意な印象)どの音域でも自在に歌えるようになったら完璧だと思います。ワンスでもエトに選ばれることを期待しています!

咲ちゃん主演の全ツでも再演されることが決まり、雪組生との付き合いが長くなるこのショー。次は内容もかなり変わるような気がしますが、そちらも楽しみにしています!