ろっぴーのブログ

大好きな方々を愛でたい

羽生結弦選手と望海風斗さんの共通点

スケカナでの羽生さんの神演技が麻薬すぎてすっかり中毒になり、だいもんのGIFT発売とその曲目の素晴らしさに歓喜し、今週末に迫った全ツ観劇にそわそわし…とテンションが振り切れてしまったので、前から書こうと思っていたことを記事にしてみます。

強く麗しい史上最高のスケーター羽生さん芸術の神に愛され舞台人として天賦の才を備えただいもん

大好きなお二人ですが、(私にとってはこの上なく幸せなことに)だいもんが羽生さんのファンということもあり、お二人の相通じるところが目につくことが多いです。

なので、そんな共通点を挙げてみる…という名目のもと、お二人について語ってみようと思います!

 

1.子どもの頃からの憧れの存在

羽生さん→エフゲニー・プルシェンコ

だいもん→天海祐希さん

もちろんジョニー・ウィアー氏、大和悠河さんなど尊敬する先輩として名前が挙がっている方は他にもいますが、やっぱりこのお二人。羽生さんもだいもんも、とにかく熱量がすごいしエピソードもド級ですよねえ。

 

羽生さんが幼少期にプル様の髪型を真似してた(かわいい)のはあまりにも有名ですが、優勝した大会でプル様みたいにメダルを掲げてみたり(かわいい)ひたすらその背中を追ってきたんだなあと。

最初で最後の競演となったソチ五輪団体戦のSPでは羽生さん1位、プル様2位で憧れのヒーローに勝利。

個人戦の本番直前にケガしてしまったプル様は「今では彼(羽生さん)が私のーロー」という言葉を残して棄権し、羽生さんは五輪初出場で金メダルという少年ジャンプ顔負けの展開に。

その後もリスペクトは留まることを知らず、ついにプル様の伝説のプログラムと同じ曲でプログラムを作ってしまうほど(昨季から滑っているOrigin)。今ではプル様のご子息サーシャくんが羽生ファンという尊すぎる関係…羽生さんのプル様愛と努力と才能が生んだ奇跡のような物語です🙏

 

そしてだいもんも負けてない!天海さん関連のエピソードといえばやっぱり伝説の「天海さんもそんなことある?」日記(笑)

このフレーズが大劇場お披露目のショーで歌詞になるとか、もう誰にも越えられないレベルだと思う…

天海さんが出演されている舞台をだいもんが観に来てたっていう目撃情報も見ますし、本当に今も大好きで憧れの存在なんですね。

GIFTにも真彩ちゃんとデュエットする「今なら言える」はじめ天海さんが宝塚時代に歌われた曲が何曲も入っていて、熱い思いが伝わってきます。伝説の名盤になるんだろうなと今から楽しみでなりません。

だいもんが現役のジェンヌさんだからこその制約もあるでしょうし、残念ながら公の場でのお二人の絡みはまだないと思いますがそれこそ天海さんの舞台を観劇したとき楽屋でご挨拶とかしてるのでしょうか?

いつかお二人の対談を見てみたいものです。

 

こうしてエピソードを見てみると、お二人とも文句なしにオタク気質ですよね笑

でもだからこそ私たちファンの気持ちをよく分かってくれているなと思うことが度々。

そして、今度はお二人に憧れる若い才能が現在進行形で生まれているんだろうなと思うと本当に胸熱です!

 

2.有言実行

羽生さんが幼少期にローカル番組で「めざせ、おりんぴっくきんまだるです!」(金メダルって言えてないよ〜かわいいね)って言ってる映像が時々流れますが、これを2回も実現してしまったのが本当にすごい。

世界のトップに立った今でも「これから神る!」と言えば本当に神るし、羽生さんがインタビューや会見で語る言葉には常に本気が宿っています。

思えば、彼はずっと有言実行を積み重ねて史上最高と称される今日にたどり着いたんですね。

 

だいもんも学生時代の卒業アルバムにタカラジェンヌとして羽根を背負って全国を周る夢を記していたそうですが、見事に叶えましたね!しかもトップ就任後は全ツ組になることが多く、今回で既に3回目😳

あとはだいもんと相手役・真彩ちゃんを語る上で欠かせない、ファントム上演に関するエピソード。まだお二人が花組にいた頃口に出した夢が叶った作品でした。

 

自分の思いを言葉にする強い気持ちとその実現の為に努力する力をもっている人は本当に夢を叶えることができるんですね。

私たちが想像できないような高みを目指しているであろうお二人、これからもその軌跡を応援していきたいです。

 

3.生業への愛

羽生さんは稀有な才能の持ち主なだけでなく、フィギュアスケートへの愛も一級品です。

自分と同じシニアの男子選手の演技を観るのはもちろん、ジュニアや女子の動向も隈なくチェックする徹底ぶり。

研究して自分の演技に反映させる目的もあるでしょうが、単純にフィギュア大好きなんだなあと感じます。

あと、(本人は公言していないけれどおそらく間違いなく)ファンのツイートを見てマニアックな知識を収集していたり。

競技中は曲調に合わせて表情も作っているけれど、時々心底楽しそうな素の笑顔で滑っているときは「天使…🙏」と思いながらこちらも幸せをもらっています。

そんな彼は「世界一スケートが上手いスケオタ」と呼ばれていますが、だいもんにも同じものを感じる!

 

天海さんのエピソードなどからもだいもんがファン時代から宝塚への熱い愛を抱いていたことが伝わってきますが、自ら劇団の一員となった今はますますその愛が増しているのではないかなと思っています。

パレードでの笑顔が心から幸せそうですし、歌劇やGRAPHのエピソードからもタカラジェンヌとして、トップスターとしての日々を全力で楽しんでいるのが窺えます。

それに、多忙なトップさんなのにスカステ登場率がすごく高い

キャトルの宣伝部長として素晴らしい活躍を見せていますし、今度は動画配信サービスの紹介番組にも登場!

自身のブリドリでの宝塚愛溢れる企画も、咲ちゃんのブリドリで語りまくったために字幕付きで早送りにされていたのも忘れられません笑

ここまで来たら、真彩ちゃんと宝塚縛りでカラオケする特番やろう?


4.表現者としてのあり方

私がお二人のファンである最大の理由がこれ。以前雪組ファントムについての記事でも載せたのですが、平昌オリンピック後の羽生さんのこの言葉がすべてを集約してくれています。

 

「芸術、バレエとか、例えばミュージカルとかもそうですけれども、芸術というのは明らかに正しい技術、徹底された基礎によって裏付けされた表現力、芸術であって、それが足りないと芸術にはならないと僕は思っています。」

 

徹底的に音ハメされた振り付け、

複雑なステップ、

手まで繊細に使ってすべての音を表現するスピン、

こだわり抜かれた衣装と編曲、

そして超絶技巧の軌道やつなぎから軽々と舞い上がり、細くまっすぐな軸を保って高速で回転し、滑らかに着氷する教科書通りの美麗なジャンプ。

プログラムの世界観を表現することが第一で、どんなに難しい要素でもそのためのパーツでしかないから決して難しさは見せず涼しい顔でこなしてしまう。

「高得点のため頑張って跳びます」ではなく、「理想の表現のためにはこのジャンプをこう跳ぶのがベストだから跳びます」という意思が伝わってくる。

スケーティング、スピン、ステップ、ジャンプのすべてが高品質というだけでも類稀なスケーターですが、その域すら超えて文字通り技術を芸術に昇華しているのが羽生結弦

だからこそ世界中の解説者や名スケーターが彼を「史上最高」と称する。


ジャッジの主観から逃れられない採点競技だからこそ、羽生さんのスケートが思いがけない低評価に晒されることもあります。

近年では、表現は二の次で4回転を跳びまくり高得点を叩き出すことを一義とするのが主流になりつつあるようにすら見えます。

濃密なつなぎや難しいジャンプの入り出を捨てて高難度ジャンプに注力し、爆発的な得点を出すことは羽生さんならおそらく簡単にできる。

でも彼は愚直に自分の理想を追求し、決してそれを曲げない。

単に才能あるスケーターだからではなく、ひたすらに真摯な求道者だから私は彼のファンになりました。

中国(ファンの総数はたぶん日本より多い)、韓国(平昌でも大盛り上がりだった)、ロシア(ファンコミュニティは驚くほど大規模)、イタリア(”ユヅリーテ“の情熱は指折り)をはじめ世界中にいる同志の大部分もきっと同じです。

 

フィギュアスケートをミュージカルになぞらえるなら、

すべての基礎となるスケーティングはお芝居

結果を出すために不可欠なジャンプは歌

プログラムを華やかに彩るスピン・ステップはダンス

だと思います。

(ジェンヌさんはミュージカル役者ではないけれど、ミュージカルの上演が多いのであえてこの言葉をチョイスしました)

これに当てはめるなら だいもんは優れたジャンパーでありながらスケーティングも美しく、スピン・ステップでも魅せることができる「トータルパッケージ」なスケーター、すなわち羽生さんと同じタイプ。

 

だいもんの歌声が素晴らしいと思うのは、歌うことがゴールなのではなく 歌が物語を伝えるためのパーツとして作品の流れに溶けこんでいるからです。

これは、息するように歌える天性の歌い手にしかできないことだと思います。

そして演じる力も卓越している彼女だから、語るように歌い 歌うように語るというミュージカルならではのハードルをいつも楽々と超えてくる。

…高難度ジャンプを表現の一部にしてしまう羽生さんに通じるでしょう?

さらに、ジャンプで加点を引き出す入り出の工夫をロングトーンやビブラート、こぶしなどのテクニックに置き換えると…

これも羽生さんとだいもんが当たり前のようにこなしてしまう要素で、やはりこのお二人って相通じていると思います。

強いて言うなら柔軟性に恵まれ、男子では珍しくスピナーとしても評価の高い羽生さんに対してだいもんはいわゆるダンサーではないかもしれませんが、花組時代から上級生の方々を見て磨きをかけてきたであろう彼女のダンスが私はすごく好きですし、男役としての魅力が溢れているなと感じます。

より良い舞台をつくりあげるため日々努力を重ね、時に「宝塚を超えた」と評されるほどの歌声を響かせつつ宝塚らしい品格のある美しい夢を見せてくれるだいもんは類稀な舞台人。

だいもん率いる雪組さんの舞台は紛れもなく「揺るぎない技術によって裏づけられた美しい芸術」であり、彼女が羽生さんのファンでなかったとしてもきっと私はお二人を重ね合わせていたと思います。

 

いつかだいもんの歌声にのせて演技する羽生さんを見るのが私の夢。

曲はThe Music of the Nightがいいなあ、羽生エリックと望海エリックの共演なんて間違いなく「美、そのもの」でしょうね。

氷上での共演がハードル高いなら、まずは対談!

羽生さんに雪組さんの舞台への感想を語ってほしいし、だいもんには羽生さんご本人に直接愛をぶつけてほしい。

きっとオタク同士の深いお話が聞けるはず!

先日阪急電鉄公式さんが羽生さんについてツイートされていたので便乗したら思いがけずいいねを頂いてしまったのだけれど、ほんとにどなたか偉い方早急にセッティングをお願いします!