ろっぴーのブログ

大好きな方々を愛でたい

真彩希帆さんのデュエットをひたすら語る①

Aimer
個人的に、真彩ちゃんが凄まじかったと思うデュエットの一つ。DSのサプールと同様、第一声から響きがものすごい!しかもこれぞジュリエットっていう可愛らしい鈴を振るような声で、ひたすら耳福です…そのうちだいもんと歌ってほしいなこの曲。
最後のロングトーンだけ音ちょっと外れてるのが「才能あるけどまだ鍛錬が足りないダイヤの原石=クリスティーヌ」って感じで滾ります笑

今日こそ結婚(新公)
珍しい娘役さん同士のデュエット。歌に入る前のお芝居からクオリティー高すぎィ!新公の上にコメディーなのに、セリフ回しだの 間のとり方だの上手い。これがリリーに繋がっているわけですね、素晴らしい!

俺を告訴しろ(新公)
さりげなくめちゃくちゃ難しそうな曲!セリフから間髪入れず歌い始めるしネイサンパートとリズム違ってテンポも速くなるし音とりづらそうだし、これを危なげなくこなしちゃうの相当すごいと思います。これが真彩希帆か!(望海パイセンの某名言をパクってみた

色のない世界、君が照らす未来
鈴蘭より。真彩ちゃんと琴ちゃんって声質が似ているのでデュエットするととても良い化学反応が起きますね。ただ私は「こときほ」歓迎派ではなく、お二人がそれぞれ別の相手役さんを得た今の状況がベストだと思っています。
というのも、真彩ちゃんと琴ちゃんって歌声は確かに同化するけど歌い手としてのタイプがかなり違うと感じるからです(だいきほデュエットの相性の良さをみるに同化=パーフェクトではないなとも思う)。変な意味に捉えられたくはないのですが、真彩ちゃんはミュージカル役者で琴ちゃんはソロシンガーというか。その点、だいもんは真彩ちゃんと同じスタンスに感じます。
なので、お二人のデュエットは申し分なく上手いのですが若干の違和感をおぼえてしまい、真彩ちゃんとだいもんの組み合わせが至高だという意見です。
ここからは蛇足ですが…琴ちゃんと舞空さんにはダンサー同士だからこその演目に当たってほしいと思っています。ミュージカルでも歌よりダンス重視なものがあるし、このお二人ならではというチャレンジを見たい。宝塚時代にダンスで評価されていたOGさんが「歌がすべて」の演目に出たりするのを常々謎に思っているので、そういう意味でも宝塚だけでなく日本μ界に新風を吹き込むような演目を期待しています(プレお披露目がモーツァルトの時点で劇団にその気はないかもしれませんが)。

君の心に翼を、肩を寄せ合えば(新公)
ファルケ博士を演じた紫藤さんも安定していてクオリティー高いなと思います。新公だし役の設定から、爽やかで初々しい感じがほんとに可愛い!クラシックの美しいメロディーにのせた真彩ちゃんのハモり、耳福です。

Sixteen Going on Seventeen
お衣装や振り付けがいちいち可愛い。またこういう格好の真彩ちゃん見たいなあ。
サウンドオブミュージックはだいきほで見てみたい演目の一つです。カタブツなおじさまと 歌で人を動かす系ヒロインってぴったりだと思う☺️

命の使い道(半兵衛&いね)、愛の奏で
いねさんの真彩ちゃん、声が落ち着いて大人っぽい感じでとても好き。意外とこういう声の役他にないのかも?お兄さまとのハーモニーも、付かず離れずなのが心地いいし合わせるのが上手いなあと改めて。

千躰荒神祭、アンティー
咲きほ〜!違う作品ですがまとめてしまいました。千躰荒神祭は、日本物だけどしっとりではなくカラッと明るい曲調がとても好き。
アンティーブは前回も書きましたが劇中の清涼剤!真彩ちゃんの高音も伸びやかでよき。20世紀号でもリリーとブルースのデュエットほしかったな…

炎の恋(恋してしまった)
琥珀より。クロードとシャロンが再会してからセリフなくこの曲に入るのがすごく好きです。真っ赤なお衣装も素敵。

Sunrise(二人の海)
“D”Sのやたらアダルティーなデュエット。賑やかな中詰の直後にガラッと雰囲気を変えてしまうのは、8割方だいもんの仕業ですね。私の音楽の天使はこのとき 初々しさとキュート要素の方が強いので。さすがドンジュアンがハマり役なだけあるぜ…(外部での再演が決定しましたが、予習で宝塚版を観た藤ヶ谷氏ファンの方々が望海の女になってしまわないか、期待半分・さらなるチケ難への不安半分で気になってます)
結構すごい歌詞ですよねこれ、プレお披露目で歌わせるB先生やっぱりだいきほの持ち味わかってるなあと。

出口のない夜
ひかりふるの楽曲 順位をつけ難いくらいどれも好きなんですが、中でも特に好きなナンバー。こういうストーリーが展開していく(セリフで構成されている)掛け合いをノンストレスで聴けるのは大変気持ちいいですね。真彩ちゃんに翻弄されてうろうろしてるだいもん可愛い…
「自由とは、他人を害さないすべてを成し得ることだ」って素敵なセリフですね。下品な悪口書いてるアンチに聞かせたーい😊(推しを中傷する者絶許マン)


制作発表映像で初めて聴いて鳥肌立った曲!このときの真彩ちゃんのファルセットがあまりにも美しかったもので…でもお芝居の流れで聴くとさらに素敵でした。ワイルドホーンさんのドラマチックなメロディー大好き!
最後に歌うRepriseがまた涙を誘う…「二人で未来へ」って言ったのにマクシムは断頭台、マリーアンヌは地上へ向かうんですね…
お披露目でこんな美しいデュエットをもらえるのは本当に嬉しいことなので、いつかまたお二人に歌っていただきたいなあ。

葛藤と焦燥
はい!個人的ひかりふるのハイライト!!
不安を煽るみたいに細かくリズムが刻まれて畳み掛けるように二人のソロパートが続いて「できないわー!」からのクライマックスという構成が最高ですね。よくぞこの曲を作ってくださった…
娘役さんがミックスボイスで叫ぶような高音出すのってかなり珍しいと思うんですが、真彩ちゃんにそれをやらせたのは英断でしたね。このパートだけで、詳しくない方にも「この人段違いに上手いんだな」とわかりやすいですから。

希望の歌~交響曲第9番~
セーラーお衣装を着て、ニコニコ銀橋で歌い脚を上げる爽やかなお披露目ムードが尊いデュエット。多幸感しかない。疲れたときに何も考えずに浴びたい曲です。
と言いつつ、交代で歌詞を歌い継いでいくところ、二人とも上手すぎて歌詞歌ってない方の「aー」とかをつい追ってしまう…笑

パリの空よりも高く
タカスペ2017よりたま様とのデュエット。ばっちり陽性同士で爽やかなお二人の組み合わせ、好きです。
真彩ちゃんの軽やかな高音が耳福!まさに空より高く響きそうな美声です🥰

雨の凱旋門
凱旋門は耳に残る曲が多くて、作曲された先生方の力の入れ具合を感じます。パララパララパララ…で轟さんの哀愁漂う声と真彩ちゃんの天から降ってくるような声の対比が素敵。
いのちの大合唱もすごいですよね、特にラストは望海ボリスの魂の叫びという感じで。あれだけリミッター外して感情だけで歌ってる(ように見える)のに破綻しないのは、選ばれしホンモノの証明だと思います。

COPACABANA
これぞだいきほ!っていう唯一無二の「歌の殴り合い」感が存分に楽しめる大好きな曲。これをチョイスしてくれた藤井先生、差し替えなしで円盤発売してくれたTCAさんありがとう…!
デュエットだけでなくソロもですが、二人とも声と息の混ぜ方や小技を使ったアクセントの付け方、一曲の中の緩急の付け方が本当に上手い!特にこういうショー中の「魅せる」曲はそう感じます。ただ音程と歌詞を正しく、というレベルを超えて何度も聴きたいと思わせる中毒性をもたせてしまうんですよね。これは技術だけでなく並外れたエンターテイナー精神の賜物でもあると思います、ほんとに素晴らしい。
「パッパッパーラパッパーラパッパッ!」の繰り返しを一本調子にならず臨機応変にニュアンスを変えるだいもん、即座についていく真彩ちゃんのコンビネーションに万歳。ガンガン客席を煽ってくれるカッコいい二人に万歳!(中盤、真彩ちゃんの「コッパァ!」がハートとか星飛んでる感じで可愛すぎる)
タカスペ版はひたすら男前モードで凛々しい歌声に惚れ惚れ…声色変えるだけでこんなに楽しませてもらえるってすごい!

Home
1曲だけで現時点で4パターンあるのすごいですね笑
熱くなりすぎないよう気をつけつつそれぞれ語りたい。
①ブリドリ公開収録
いわゆる「伝説の始まり」ってやつ。だいきほがただ者じゃないのは、単に歌っただけじゃなくてクオリティーまで素晴らしかったことですね。正真正銘の天使の歌声、初々しい可愛らしさ(だって最後にだいもんが背中に手を添えたとき真彩ちゃんびくってなってるんですよ…ほんとにもう…(悶))クリスティーヌだ、と無意識に思いました。
素化粧に黒髪に白シャツのだいもんがまたカッコよくて…だいきほ気になってるけどこのデュエット聴いたことない、という方がいたら「まずは見ろ、話はそれからだ」と伝えます。
②CD収録
この番組神ってましたよね!オサさんの前でただの可愛い後輩兼オタクになっただいもんとか、エリックよろしく真彩ちゃんに指示出してるだいもんとか…そんな訳なのでもちろんデュエットも最高でした。真彩ちゃんの歌声が少女感強いのがイイ。
③制作発表
だいきほファントムを語る上で実はかなり重要なのでは?と思っている制作発表のHome。なぜかというと、劇中のBistroシーンがリアルに起こったように感じたからです。
初めて公に作品の一部を披露する制作発表、しかも悲願のファントムというシチュエーションでトップバッターだった真彩ちゃん。緊張するのも当然で、歌いはじめは本調子とは言えない歌声に聞こえます。それが!だいもんが加わった後!!覚醒してるように思うのです。特に感じるのは二人が一緒に歌ってるパートで、高音の伸びやかさが増しているように聞こえます。
私がそう思い込んでいるだけかもしれませんが、もしそうなら この制作発表の経験は真彩ちゃんの役作りの上で大いに役立ったのではと推察します。
④円盤
お衣装を身につけて完璧にエリック・クリスティーヌとして歌った大劇場のHome素晴らしかったです。公演では 後ろできゃびいさんがバレエレッスンしてたりピアノが置いてあったりの関係でお芝居が緻密になるので、その時点で見応えがすごい。歌のレッスン用の楽譜こっそり見ちゃう真彩クリス可愛すぎますね!?
何よりせり上がってくるだいもんが…地下から天使の歌声に導かれた驚き→恍惚という表情が本当に素晴らしくて、ああよかったねと思わずにはいられない。
だいきほはリアルに「僕が君を見つけるから」って関係ですからね、いろいろ重ね合わせてしまいます。(私はエリックに純粋さ故の狂気を求めているので、このセリフのとき だいもんが執着を滲ませたちょっと怖い目をしてるのがすごく好きです)

You Are Music
劇中で一番好きなシーンです。だいきほの場合レッスンから全く音程がブレないハイレベルなんですが、このデュエットでさらに打ちのめされた…「クリスティーヌ・ダーエ、神は微笑んだ。君をこの世へ送り出そうと」からの天上の響きですよ、もうほんとありがとうございます。
過去の公演映像で「これ、エコーかけてる…?」って若干のごまかしを感じたものもあったけど、雪組版はたぶんそれもなし。真彩ちゃんが高音の「ん」をaiueoの母音と変わらない響きで歌っているのには本当に驚きました。口閉じないといけないから響かせるのは至難の業なはずなのに…さすがだいもんに「恐ろしい子」と言わしめるだけある。
あと、細かいけど「Oh, you are music」の「Oh」がすごい。二人とも最後まで伸ばさず少し抜き気味で歌ってるんですが、その加減とタイミングが完璧に合ってて初めて聴いたときは鳥肌でした。他の部分も音程だけでなく言葉の抑揚までぴったりで、だいきほのハーモニーの真骨頂を見た気分。いやあほんとに凄いですこれ。
ALW版オペラ座にはレッスンシーンとか二人が純粋に思い合ってるデュエットがないので、そこをちゃんと見せてくれるファントムはエリクリ派には嬉しいですね。しかも望海風斗&真彩希帆という最高のキャストで「こんな二人を見たかった!」が実現したのは本当に幸せです。
(つい語りが止まらなくなってしまう…雪組ファントムについては単独でがっつり書きます)